2012年2月1日水曜日

冷えとりの靴下は重ねて履いてもムレませんよ

平日は淀屋橋ではたらいているので、日常に「通勤」を抱えるRです。
毎日フェールラーベンのミディアムジャケットを着て元気に出勤。
今日はあたし頑張ったわ、という日には、成城石井でベルギーの
プラリネチョコを自分に買い与えております。

会社帰り、息子から欲しいと申し入れのあった「マジックツリーハウス」の
本を買いに紀伊国屋に立ち寄りまして、もののついでに進藤義晴氏の
万病を治す冷えとり健康法』を求めようと関連コーナーへ足を運びました。

残念ながらお目当ての本は店頭になく、そのかわりというか、
冷えとり入門をうたう著作一連がコーナー扱いになっていて、
石原結實氏の生姜本や、冷えとり靴下4枚セットが同梱されている
ムック本などが平積みされていました。

石原氏は、かつて「命に関わるような難病を克服したひとが、
治癒の過程を『健康法』として呈示することに危機感を覚える」という
ようなことを著作のいずれかに記されていました。
当の本人は実体験として自身の身体が癒されることを知ったわけで、
やはり成功の完了から発せられる説得力には甚大なものがあるけれど、
もしかすると同様の方法をほかの誰かが試行して成果を上げられなかった
こともあるかもしれない。ただ、そのことは人口に膾炙しない。

だからあまり極端な健康法(りんごだけ食べる、とか?)は、一時のこと
ならばまだしも、恒常的に継続して行うことはないんだ、というような
内容だったと記憶しています。

私は、子供が小さいころマクロビオティックの子育てサークルに
入っていたことがあって、メンバーは私以外全員アトピーのお子さんを
持つお母さんがたでした。サークルの代表は、医者もさじを投げた娘の難病を
克服するためにマクロビを実践したところ、みるみる症状が改善された
という「自身の体験」をお持ちの方でした。
彼女はマクロビオティックを広めるため師範の資格も取って、
現在も積極的に活動されているようです。

子供がアトピーやぜんそく持ちなわけでもなく、自分もアレルギー体質で
ない場合にマクロビオティックを選択するのと、ドラマティックな過程を
経てマクロビに到達するのとでは、その後が違ってくると思います。

自分と同じように癒されてほしい、私も経験したからその苦しみはよく分かる。
というわけで、俄然他人にオススメしたくなる。使命感とともに。
その熱意は、もともとの病状の深刻さと比例するでしょう。
人間はそんなもんで、美味しいラーメン食べたら「こないだチョー美味しい
ラーメン食べてー」ってゆうし、さらには「今度行って食べてみー!」っていう。

だから別にいいんだけど、先の震災があったとき、例のサークル代表が
「阪神淡路大震災のとき、マクロビを実践していた人はみんな助かった」と、
なんかで書いているのをみたとき、なんだこりゃ、と思ったのも事実です。
その統計はどうやってとったの?数えたのか?とか思っちゃいました。

私は冷えとりが好きなので、書店の一角に冷えとりが特集されているのを
見ると嬉しいし、もっと流行ってみんな冷えとりしたら楽しい、ぐらいには
思うけど、「冷えとりしないと…えらいことになるよ」なんて言うつもりはありません。

せいぜい寒空でショーパンにペラペラストッキング姿のお嬢さんを見て、
「将来難産にならないとイイね☆」と思う程度どぇ~す。

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