2013年4月29日月曜日

週末と音楽vol.11 ライブレポート



■地底紳士

傘をさすほどでもない霧雨に額をぬらすと、心のもやが晴れるみたいだと思う。
同じことを、まったく違う状態の中で感じてしまうコトの不思議さ、なんてのも思う。
地底紳士の音楽に含まれる質感は、私たちが感動としてしまいこんでいる記憶を、気づかないうちにそっと鳴らすのだ。それで、この感じは何だろうと探らずにいられなくなるのだ。







■白波多カミン


持てあます想いが「うた」へと転化され、閉ざされた回路の循環を始めるのだとしたら。
彼女はそれを繰り返し歌うことで、最後にループを抜け出す術を得るかもしれない。
切なさから始まって歌われる物語の先には、希望とでも呼びたい何かが開かれているように思える。
歌との距離を身体ではかっているような印象と、彼女がとても丁寧なミュージシャンであることは相容れる要件なのだ。







■タケヤリシュンタ

すぐれた技量でギターを弾きうたを歌うタケヤリシュンタは、ギターを弾いて歌いたいと願うタケヤリシュンタからできあがったひとつの型だと思う。表現の土台をつくったのものは、音楽を焦がれる想いただそれだけで、彼の演奏を聴くたびにその寂寥感を甘酸っぱく感じる。と同時に、見るたびに洗練の度合いを増す演奏力に、心が釘付けになったりもする。





以上です!

いつもそうですが、今回もホントにこの3名のミュージシャンが大好きなので、「可愛い!かっこいい!素敵!LOVE!」だけでフツーに終わるんですけれど、それだとアレなので思ってること書いてみました。

ご来場くださった皆様、出演くださった方々、そしてスタッフに感謝です!
ありがとうございました。





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