2012年7月7日土曜日

「週末と音楽vol.4」のライブレポ


沢山の方にお越しいただき、盛況のまま幕引きとなった

先日の「週末と音楽vol.4」。


さっ、レポートいたしますよ~!




とは言ったものの、特に書くことはない…(オイ)。

だって、文章のみで彼らの凛とした音楽をどう表現できるというの。

あの場にいた感動と同様のものが湧き起こるようなレポート?


そんなの無理。


読むだけで痩せる!くらい無理。


無理無理!りーむー!

あを~~ん。




なんて身をよじってしまうくらい、素敵だった彼らのライブ。


vol.4では森田氏の提案で、2マン&2回転という、

ジャニーズ公演のようなスタイルを試みてみたんです。

どんな感じになるんだろう、と思っていたけど、あれはアレですね。

5回転くらい軽くイケたと思います。



よく噛んで味わう、というより、そのサラサラとした音の一群は、

咀嚼無用の流動食。

吸収可能なように分解する必要もなく、直接血液に流れ込んできたのです。





■タケヤリシュンタ


軒下で雨宿りしている姿が様になりそうな湿気青年、

その名もタケヤリくん(ガリガリ君みたい)。


めたくそギター上手くって、声もよくって曲も良い(ベンベン)。

森田氏が、「音源も良いけど、ライブがもっとすごいです」と

言ってたのが頷ける!首の骨折れるほど頷ける!


デレク・ジャーマンの廃墟の庭で歌っているのかと見まごうほどの、

装飾を排した佇まいとその楽曲。

野ざらしの骨組みが、風化をたどっていくその美を知るかのような感動。

裸のうた。















■tomohito matsumoto

初めて12弦ギターのホンモノ見ました。

こ、これがあのByrdsのヒトも使っていたという…。

すごいシャンシャラ鳴るなぁ、と思って聴いてたら、

実際シャンシャラどころではなかったのでした。

ストップモーションの中で音楽だけが生き物のように

うごめいている、そんな感じ。


時折引き潮が訪れたかのように旋律の前線から数歩下がる。

息をのんで見守っていると、新たな波のうねりとなって、

また浜辺に強く打ち寄せる。

こんなギターを弾く人がいたなんて、私は知りませんでした。

気の遠くなるような、見たことのない風景のデジャヴー。

こちらもまた、おもくそギター上手かった。










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完成した絵画を鑑賞するとき、描き手と鑑賞者に共有できる

のは、描き手の『過去』と、鑑賞者の『今ここ』。

一方、音楽のライブには前提として時間の共有があります。

左から右へと流れるタイムラインを同じようになぞりながら

AとBとの間でかわされる何らかのやりとり。

それは、とてもとても美しくて、不可逆的な瞬間の喜びなのだと、

あらためてそう思った一日でした。






この日の模様は、YOUTUBEで一部ご覧いただけます♪

(撮影:森田雅章)




☆タケヤリシュンタ

 http://youtu.be/9oE9z26hBmo


☆tomohito matsumoto

 http://youtu.be/7nJWRRIbweY


☆ここだけでしか見れない、奇跡のセッション(森田氏の無理強い)

 http://youtu.be/o-eOVdpcLg4

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