2012年11月12日月曜日

週末と音楽vol.8ライブレポート

10月の「週末と音楽vol.8」のライブレポートです!

妄想混入にあたっての商品お取り換えは受け付けかねまっす。



■鈴木庸聖

高い天井が続く長い廊下。その突き当たった奥から伝い漏れてくる音楽。
CDの音源を一聴したときにも感じたその印象は、ライブにおいても顕著でした。
確かに鈴木さんが目の前で演奏しているはずなのに、なぜかここではない何処かから聞こえてくるような、とても不思議な感覚に終始包まれたのです。
静かで優しい、聖堂の記憶をたどるような淡いギターがそうさせたのでしょう。







■毛利菜穂子

彼女がギターを鳴らせば、即座に展開されるパノラマティックなプラネタリウム・サウンド。
柔らかな声が持つ暖かさは、上質の薄衣に包まれる時のそれと同質で心地よい。
深い藍色の宇宙にポツンと浮かぶ惑星を思い起こさせるメロディー、歌。
全ての星座が彼女の音符になってゆくマジック!







■ポーの一族

今回は木内氏おひとりでの演奏。
豊潤な表現力を備えた…というよりも、表現すること自体が存在する動機であるかのような、まさしくNO MUSIC, NO LIFEなお方。CDのあの独特な世界を、アコースティックでどう演奏するのか想像がつきませんでしたが、シンプルなギターと声だけでも不足を感じることのない、むしろ新鮮な成立として楽しませて下さったのです。
完成された物語は、関節炎を起こした鈍い巨体などではなく、どんな演奏形態でも受け入れて再構築され得るものなんだなぁ、と思った次第です。






当日ご来場頂きました皆さま、誠に有難うございました!




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2012年10月7日日曜日

「週末と音楽」vol.8のお知らせ


みなすゎ~ん!食欲の秋ですね。モリモリ食べてますか?

唐突ですが、ここで問題。

ホールのケーキを8人で食べるとして、全く均等に切り分けるにはどうすればよいでしょう?


少し考えてみてください。


チッ、チッ、チッ、チッ…。



いかがでしょう。


答えは、
「食べる人に順番でナイフを入れてもらう」
です。

つまり、8つに分けるならナイフで切るのは4回ですよね。
その4回を、8人のうち4人の方に順番で切ってもらうんです。

そしたら、あ~~ら不思議!
きっちり均等に切り分けることができるのだそうです。

本当かな?と思いもするけど、「連帯責任」の重圧ってすごいから、潜在能力を引き出すのに十分なプレッシャーにはなりうるでしょう。

そもそも、十分な能力を持ってるのに追いつめられないとそれを発揮できないなんて、人間ってのは元来怠け者なのでしょうか。

だけど毎秒毎秒ベストを尽くす生き方だと、多分寿命が10年くらいしか持たないかもしれません。

せいぜいケーキを仲良く食べる程度の頻度で、小出しにしていくぐらいが丁度いい。




あぁ。



ケーキ食べたい…(それかよ!)





はっ!
20日の告知をしようと思っていたのに、くだらんことに何ビット使っとるんじゃ。



次回、「週末と音楽vol.8」は、10月20日(土)開催です!


■出演

 ポーの一族

 鈴木庸聖

 毛利菜穂子


料金;1500円 

OPEN/START; 17:00/18:00
(前回から少し遅めになってます☆)


今回は3バンドとも強烈な重力解除機能を持っているもようです。

宇宙のはてまでイッテQ!な夜になること必至ですよ。

ドレスコードはスペーススーツで。


ドリンクには、ノンアル系のホットカクテルや、箕面地ビール期間限定発売の桃ヴァイツェンなどもご用意する予定であります!



皆さまのお越しを心よりお待ちしております。




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2012年9月19日水曜日

「週末と音楽 vol.7」ライブレポ



イエス!お待たせ!ライブレポート!


毎度のことながら、妄想警報発令中です。

でもでもでも。

私の妄想がなかったらこのライブレポは成り立たないわけであるからして、ね。

そんなに的外れなことは言ってないと思うので(多分)、是非ご一読のほど宜しくお願いします。







■森田雅章 with 島田温泉



バランスしている日常の力点をほんの少しずらして、グロテスクなパラレルワールドを浮き彫りにする。

もしくは、世界が2階調になるまで執拗にコントラストを絞る、そして分断された世界の片方から、そのもう片方へ語りかける。切実に。

以上どちらも、森田氏の楽曲を構成する要素の側面なのではないかな、と。

島田温泉とダブルボーカルをとる曲もあり、森田氏の無防備なボーカルとの対比から、曲の本質が際立つという作用も垣間見られました。


「かあさんが カレーをつくって 待ってるよ」 といった優しいリフレインも。













■いわさきるかバンド



前回はソロでの演奏を楽しませて下さったいわさきさん、今回はたるたにさとし、みちょんのお二人をバックに従えて再度のご登場です。
グラフィカルでレトロなワンピがよくお似合いで、ほんわか歌う姿になんとまぁ可愛いことよと目を細めたり。

そして3ピースで聴く演奏は、よりパワフルで更に繊細な感じ。
どんなアレンジにも堪えうる楽曲の芯強さを再認識しつつ、おそらくたるたに氏の貢献度高しとおもわれるギターのトータルな補完ワークを堪能!
パートを終え、ボトルネックをキース・リチャーズばり(知らんけど)に投げ捨てたみちょんもかっこよかったです。「ちゃりーん」とお賽銭投げた時の音がしましたケド…。











■加藤りま



絹糸を吐きだす蚕のように、歌を紡ぎだす生き物として、偽りなくそこに在るゆるぎない姿。
声に主張させることもなく、歌詞は英詩でワンクッションあり、MCはくだけ過ぎない清潔さ。
どの要素にも、近すぎる距離感というのは設定されていないものの、渇いた砂にゆっくりと身を沈めてゆくのにも似た、全身に深くしみわたる心地よさを味わいました。
今回関西をツアーするにあたって、アンプラグドを前提に、ご自身の声質を考慮した楽曲を用意して下さったりまさん。
ベストを尽くす真摯さに、心酔するファンの方が多いという事にも強く納得したのでした。









今回は、なかなか見ることのできない御三方が一挙登場して下さいまして、誠に垂涎ものでございました。

多様性から集約される「定番」と、そこから派生するネオスタンダード。

その進化の過程を見たのかな、なんて思ったりしています。







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2012年9月9日日曜日

週末と音楽vol.7のお知らせ


秋でっせ~。

まだまだ残暑の名残で蒸し暑いときもあるものの。


8割9割は涼しく過ごしやすくなったといえましょう!


この時期は夏の汗を出し切ることが大切だそうですよ。
シャワーですませていた人も、そろそろ湯船にお湯をはって、身体をあたためましょうね。

なんつっても、健康が一番なんだから!(←今夏肺炎の一種にかかって死にかけるほどしんどかった為、最近このセリフをよく言う私)

皆さんも、季節の変わり目にはお身体にお気をつけくださいませ。


では、イベントの告知です。



「週末と音楽vol.7」


9月15日(土)

出演:


加藤りま(ex ストロオズ)


いわさきるか(supported by たるたにさとし)


森田雅章(supported by 島田温泉)



OPEN/16:30  START/17:00


料金:1500円




以下、ブッキング担当の森田氏ブログより抜粋。
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(加藤りまさんについて)
りまさんのアルバムharmlessからの一曲、violence teacherのPVです。これは映像もすごく良い。
http://m.youtube.com/watch?v=wejKCBgsAiA

(いわさきるかさんについて)
これはソロでの演奏ですが、この素朴さが良いんですよ。R公会堂ではギターのたるたにさんとバンジョー&ギターで参加するようでこれも楽しみですね。
http://m.youtube.com/watch?v=GbwzYQMUITY


(ご自身について)
自分の不器用さに背中を向けてきたけど、この際向き合ってみようと思った次第です。
http://www.myspace.com/masaakimorita

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カラフルなラインナップ、この日も楽しい夜になりそうです。

皆さまのお越しを、心よりお待ち申し上げております。



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2012年9月6日木曜日

「週末と音楽vol.6」のライブレポ



8月のお天気は、急に激しい雨!かみなり!って感じで、呆然と空を仰いでしまうことも多かったです。

でも、夏の雨に降りこめられて、窓の外を途方に暮れつつ眺めながら聴く音楽って、案外いいもんだったりもして。



この日も大層などしゃ降りでした。
灰色に沈んだ外の風景から隔たった場所で、音楽に耳を傾ける静かな時間。

格別だなー、と思うのです。





◆田村幸司


おゎ~!渋っ。

きけば、加地等や中川イサトのカバーを中心に、ブルースやクラシックギターを織り交ぜた構成だったとのこと。
全体的に少しヘビィな感じ。

ソロの活動をはじめて日が浅いという割に、堂々余裕の演奏でした。


そして見逃すまじ、歌詞のバインダー表紙に『大吉』ステッカー!

さ、さすが~!(何が)









◆ルイ・リロイ田中


音楽に全てを預けて、言葉にはできなかった感情のかけらに火をともすような。

ギターを弾くことが、何かの祈りでもあるかのような。



オリジナルの楽曲では、繊細な歌声が印象深かったです。

うたわれたのは、切ない情景。



まるで、月明かりの湿原に響くアコースティックギターを聴いているようでした。











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2012年8月16日木曜日

週末と音楽vol.6のお知らせ

ピンポンパン、盆♪(ご先祖様、すみません…)


お盆明け早々ではございますが、来る18日「週末と音楽vol.6」の開催がございますです!


出演は、



田村幸司(SpeedRider)

ルイ・リロイ田中(新世界横丁) 


のお二方。

彼らについての詳細は、この企画を担当してくれている森田氏のブログで。
http://gaslight2010.blogspot.jp/2012/07/8r.html


vol.5から少しオープン&スタート時間が早くなりました。

↓ ↓ ↓ 

open16:30 start17:00



料金は1500円です。




蝉の鳴き声も盛りを越えたように薄く響く今日この頃。

盛夏の名残へ手向けとして、アコースティックな音楽を共に。

皆さまのお越しをお待ちしております。




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2012年8月12日日曜日

「週末と音楽vol.5」のライブレポ

熱気蒸し返す場内と、さざめく会話、そして音楽。
どうして暑くてどうしようもない夏が、こんなに忘れ難いものになるのか不思議です。
店主の偏見ベースはいつもの事と笑い飛ばして、先日のレビューをご一読ください。




◇島田温泉


かくれ夏男。かくれナツオ(言いたかっただけ…)。
スラスラと涼しい顔で、はじける炭酸の物理的な運動のみに関心を寄せたような、いとも軽やかな歌詞を歌いあげてゆく。
風景や心情に加工を加えず、プリントを反転写しただけの、前後から隔絶された瞬間の焼きうつし。
そこに圧力をかけようとする意図が介在すれば、全く違うものになるだろうと思う。
島田くんの楽曲は、その意味で色んなことを免れているのだ。










◇コハク


ミオリ嬢の居る地点と、彼女が歌いあげる景色との狭間にある距離を愛おしくおもう。
なぜなら、視線の長くなる分だけ、私たち聴き手はその物語に対してより豊かな傾聴のあずかりを受けることができるから。彼女が遠くを見つめるほどに、その歌はますます甘く切なく響き渡るのでした。







 ◇miyakichi(猿股茸美都子)×久保田健司(震える舌)×阪本愛子(震える舌)


家の中から窓の外の通りへ向かって歌われるような。
見知らぬ記憶へと釘付けになるような錯覚。
その演奏は、独特の印象でありました。
戸惑いに答えを与えず、そのまま戸惑いとしてあり続けるように。
後悔から悔悛のチャンスを取り去って、そのまま後悔として保存すること。
感情の質が変化する様子より、いわばその持続を訥々と歌うある種の閉じた世界が、そこにはあったと思うのです。あれらは、採集された感情の陳列だったのでしょうか。